骨粗鬆症患者の健康・生活に関する地域調査とQOL向上のためのプログラム第定
Project/Area Number |
06770280
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public health/Health science
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
近藤 高明 名古屋大学, 医学部, 助手 (00195900)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 骨粗鬆症 / 骨密度 / 閉経 / 農村保健 / 超音波 |
Research Abstract |
長野県松川町で、1994年8月に実施された一般健康診査受診者のうち、40歳以上の女性714名を対象に、骨密度の測定を行った。また、骨密度に関連があると考えられる生活習慣に関しての問診もあわせて実施した。測定はルナ-社の「アキレス」を用いて、踵骨の超音波伝播速度を計測した。骨密度の指標としては、stiffnessを用い、問診では、食習慣、喫煙飲酒習慣、既往歴、生理の状態、運動習慣などをたずねた。統計解析はSASにより共分散分析を実施した。対象者の平均年齢は57歳で、81歳を最高年齢に、各年齢階級にほぼ均等に分散した年齢構成であった。stiffnessは36から128まで、ほぼ正規分布様に広がっていた。 1.年齢(X)とstiffness(y)の相関は有意であり(p<1%)、回帰直線は、y=132-xで示された。特に40歳代から50歳代にかけての減少が顕著であり、閉経の影響が強く疑われた。 2.共分散分析の結果、stiffnessと有意な関連をもった変数は、年齢、閉経、肥満度(BMI)、過去の運動習慣、家族の骨粗鬆既往歴、腰痛、残歯数であった。 3.現在の乳製品の摂取は有意な関連を示さなかったが、すでに保健指導をうけた女性は牛乳を積極的に摂取する傾向にあるためのバイアスと考えられる。 4.過去の乳製品摂取も有意な関連を示さなかったが、世代により乳製品摂取は大きな違いがあるので、年齢の効果に隠されたといえる。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)