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運動習慣による循環器疾患の一次予防の効果に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06770293
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Public health/Health science
Research Institution大分医科大学

Principal Investigator

斉藤 功  大分医科大学, 医学部, 助手 (90253781)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1994: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords歩数計 / 危険因子 / 一次予防 / HDLコレステロール / 循環器疾患
Research Abstract

循環器疾患の一次予防における運動の効果を検討するため、歩数計を用いた6ヶ月間の運動指導を行った。対象は毎月月始めから10日間の日程で行われている職域健診において、平成6年5月〜8月の任意の日の健診受診者の内、前回の健診結果より高脂血症(血清総コレステロール(TCH)220mg/dl以上、或いはHDLコレステロール(HDLC)40mg/dl以下)、高血圧(収縮期血圧140mmHg以上或いは拡張期血圧90mmHg以上)、肥満(BMI24Kg/m2以上)、高血糖(空腹時血糖110mg/dl以上)、のいずれか2つ以上の循環器疾患危険因子を持つ連続症例(62名)を選んだ。対象者には個別に運動の動機付けを行い、歩数計を渡し、一日の歩数と運動の有無、所用時間などを所定の用紙に毎日記録するように指導した。また、運動は20分で約2km(歩数にして約2500歩)を歩くような速歩を週3回以上行うことが危険因子を軽減するのに効果的であると勧めた。運動指導開始時と6ヶ月後に身体検査、血液検査、食事の頻度調査、生活習慣調査を行った。職場の転勤等で6名を除き現在までの49名について危険因子の変化について検討を行った。歩数計の記録が6ヶ月で90日以上得られたものが15名(30.6%)、90日未満が13名(26.5%)、さらに無記録のものが21名(42.9%)であった。90日以上の記録が得られた15名の平均歩数は、記録開始日から土日を除き、運動をしていない連続3日間の平均歩数7176歩をベースラインとすると、運動指導開始後6ヶ月間は8200〜8500歩で推移しており、一日の平均歩数が約1000歩増加していた。各危険因子の変化は、90日以上及び90日未満の歩数記録のあった群でHDLCとHDLCの亜分画であるHDL2コレステロールの増加がみられたが、無記録群ではHDLCは変化せず、TCHとLDLコレステロールの増加がみられた。歩数計を用いた運動の動機付けは簡便で有用であり、運動習慣による歩数の増加が循環器疾患の一次予防に対してよりよい効果を与えていることが示唆された。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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