Project/Area Number |
06770400
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
|
Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
加藤 多津子 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (20177455)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 慢性肝炎 / HBウイルス / CTLクローン / preS2 |
Research Abstract |
B型慢性肝炎患者の肝浸潤リンパ球からのHB特異的CTLの分離とクローニング: B型慢性肝炎患者の肝生検組織片より浸潤リンパ球を採取し、一週間の培養後、限界希釈法にてクローンを作製した。それらをFACscanにて解析し、CD8陽性クローンのみを選択し、2週間毎にフィーダーを加え培養を継続。そのクローンにつき、CTL活性を測定した。ターゲットとしてautoもしくはHLA-A遺伝子表現型が一致したalloにEBウイルスを感染させたB-LCLを用い、アッセイを行なう12時間前にadr-もしくはadw-typeのpreS2の最初の14mer合成ペプチドをパルスした。その結果、患者1よりadr-type preS2 peptide pulsed auto B-LCLに対してのみCTL活性を持つ2つのクローン、C-4,C-49が得られ、それぞれの培養上清中のgamma-IFN濃度は活性を持たないクローンのものより高値を示した。また、患者2からはadr-type preS2 peptide pulsed allo B-LCLに対してのみCTL活性を持つクローン、3-44が得られ、その培養上清中のgamma-IFN濃度も活性を持たないクローンのものより高値を示した。これらの結果を94年7月の第30回日本肝臓学会総会にて発表した。現在ひきつづき、ターゲットエピトープの検索をすすめている。
|