若年性パーキンソニズム原因遺伝子のポジショナルクローニングによる解明
Project/Area Number |
06770444
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neurology
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
田中 一 新潟大学, 脳研究所, 助手 (20251845)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 若年性パーキンソニズム / 連鎖解析 / マイクロサテライト多型 |
Research Abstract |
1.従来からの研究で既に合成済みのオリゴヌクレオチドプライマーも活用するとともに、常染色体全てについて最大でも15〜20センチモルガンの間隔でマイクロサテライト多型(dinucleotide,trinucleotide,tetranucleotide)解析用のFITC labeled oligonucleotide primerを系統的に合成した。またDNA自動シークエンサーを用い、迅速かつより安全性の高いマイクロサテライト解析システムを完成した。 2.若年性パーキンソニズム(JP)患者・家族のゲノムDNAを鋳型DNAとし、用意した多数のプライマーセットを用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行い、ポリメラーゼ連鎖反応生成物をDNA自動シークエンサーにて解析し、それぞれのマイクロサテライト多型における対立遺伝子(アリル)パターンの同定を行った。日本人正常対照においても同様に解析を行い日本人正常対照における対立遺伝子頻度を算出し、これを連鎖解析のための基礎的データとして利用している。 3.JPとの臨床的類似点を有する著名な日内変動を伴う遺伝性進行性ジストニ(瀬川病)およびDopa responsive dystoniaの原因遺伝子が第14染色体長腕上のD14S66と密に連鎖する事が明かとなったので、JPにおいてもD14S66を中心に第14染色体長腕の連鎖解析を行ったが、連鎖を認めなかった。現在はカテコールアミン代謝系に関与する幾つかの蛋白遺伝子をJPの候補遺伝子として解析するとともに、全染色体にセットしたマイクロサテライト多型を用いた系統的な連鎖解析を精力的に進めている。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)