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ESR/スピントラッピング法とHPLC法の結合によるフリーラジカルの精確同定

Research Project

Project/Area Number 06770510
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Circulatory organs internal medicine
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

一守 康史  東海大学, 医学部, 講師 (60184636)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
KeywordsNO / 一酸化窒素 / EDRF / 電子スピン共鳴法 / 高速液体クロマトグラフィー / スピントラッピング
Research Abstract

近年、一酸化窒素(NO)は血管内皮だけでなく神経細胞、好中球、マクロファージ、血小板などほとんどすべての生体組織で産生されることがわかってきた。しかし、各種組織におけるNOの生成過程とその作用様式の相違に関してはまだほとんど未解明のままである。我々は、血小板由来のNO生成反応をESR/スピントラッピング法を用いて研究し、NO生成反応には多数のラジカル中間体が関与することを示したが、そこで生成したラジカル種の同定は不十分なままになっていた。その理由は、(1)多種のラジカル種が存在するとそれだけスペクトルが重なって解析が困難になる。(2)ESRスペクトルから得られる情報はラジカル中心の近傍のみである。の2点による。そこで我々はHPLCをESRと組み合わせ、(1)多数のラジカルはHPLCで分離する。(2)ESRの情報不足は、HPLCの保持時間の情報で補う。とうことにより各種組織のNO生成反応を明らかにすることを目的とした研究をスタートした。
多血小板血漿(PRP)をコラーゲン刺激して得られるNO関連ラジカルをスピントラップ剤DBNBSで捕捉し、HPLCに投入して分離を試みた。C18逆相カラムを用い、アセトニトリル-水混合溶媒での溶離を行い3種のラジカルを分離することに成功し、それぞれのESRスペクトルが以前の研究でシミュレーションで分離していたラジカルパターンと対応することを確かめた。しかし、(1)ラジカル生成量や分離パターンに一貫性が得られていないため、ラジカル中間体生成反応の解明には至っていない。(2)保持時間の類似する既知のスピン付加物の合成ができていない。という理由で当初の目的をまだ果たせていない。今後、カラム・溶媒の選択を含めて分離条件を改善して上記問題を克服して血小板のNO生成反応を明らかにし、白血球のNO生成反応の解明に繋げたい。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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