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骨髄メイ・ギムザ染色における蛍光in situ 分子雑種法を用いた腫瘍細胞の同定

Research Project

Project/Area Number 06770575
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pediatrics
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

百名 伸之  琉球大学, 医学部, 助手 (60244323)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1994: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Keywords蛍光 in situ 分子雑種法 / 造血器腫瘍 / 染色体異常
Research Abstract

1.目的:蛍光in situ分子雑種法(FISH)により造血器腫瘍の細胞形態と遺伝学的特徴との関連を検討する。
2.対象:正常コントロールは寛解期の造血器腫瘍患者の骨髄塗沫標本を用いた。また染色体分析で8番トリソミ-を認めた急性骨髄性白血病の1例で検討を行った。
3.方法:塗沫標本はメイ・ギムザ染色の後アルミ箔に包み-20℃で保存した。FISHを行う前に解凍し、カラーテレビカメラを装着した光学顕微鏡でビデオテープに録画した。その後塗沫標本を熱処理変性、冷却し、次にプローブDNA(今回は8番およびY染色体のセントロメアプロープを用いた)を熱処理変性させた後、塗沫標本に播種し、37℃で一晩ハリブリダイズさせた。プローブの検出はアビジン-FITCあるいは抗ジゴキシゲニン-FITCで行った。ビデオの細胞形態を参照しながら蛍光顕微鏡でプローブを蛍光シグナルとして検出した。
4.結果:正常コントロールでは8番のセントロメアプローブで2個のシグナルが認められた。3検体での細胞系統別の検出効率はリンパ球91.7±3.5%、芽球95.2±8.3%、骨髄球系92.3±2.2%、好酸球87.5±12.5%値赤芽球系92.4±4.5%、単球95.5±5.3%であった。3個のシグナルはそれぞれ2.2%、0.3%、0.0%であった。8番トリソミ-の症例では、異性間骨髄移植後の再発時に61.2%に3個のシグナルが認められた。また、3個のシグナルは系統別にリンパ球3.0%、芽球96.4%、骨髄球系84.0%、好中球62.3%、好酸球26.7%、赤芽球系65.4%、単球100.0%であり、リンパ球以外への腫瘍クローンの分化が認められた。キメリズムをYプローブで検討したところ、リンパ球はドナー由来、他の系統はキメラの状態であった。
5.今後の計画:本研究により細胞形態と遺伝学的特徴との関連を明らかにできることが示された。今後さらに多数例での検討を行う予定である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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