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赤血球の免疫複合体除去能と血清免疫複合体測定値に対する影響について

Research Project

Project/Area Number 06770604
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pediatrics
Research InstitutionNippon Medical School

Principal Investigator

五十嵐 徹  日本医科大学, 医学部, 助手 (30232151)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords免疫複合体 / 補体レセプター / 赤血球 / 補体 / 抗体
Research Abstract

流血中に生じた免疫複合体(IC)のほとんどは赤血球上の補体C3bレセプター(CR1)によって赤血球に捕捉され、速やかに肝・脾等の網内系に運ばれて処理されているといわれている。従って現在臨床検査として広く行われている。血清免疫複合体の測定では、この赤血球によって血清中から除かれているICについては測定されていないと考えられる。本研究ではこの問題の解決の糸口を探るのが目的である。現在までのところ、健常ヒト赤血球と同人の血清とを再構成した血液中にIC(熱凝集IgG)を加えるという実験系では、抗Clq法,抗C3d法,mRF法とも、それぞれの正常値とされる程度のICは添加物数分間ですべて血清中から消失してしまうというデータが得られている。赤血球1個あたりのCR1数は個人差が大きいためか、データにばらつきがあるものの、検体によっては正常値とされるIC量の数倍のICすら消失しまう場合もある。このことは、これまでの血清中ICの測定という臨床検査は、よほど大量のICが存在する場合にのみ陽性となることを意味し、実際の生体内におけるIC産生状況を反映しているとは言い難いことになる。現在、真の血液中ICの測定法を開発しようとしているが、単なる抗凝固剤ではCR1と1Cは解離せず、その解離を起すような処理を加えるとIC自体の抗原と抗体の解離が生じてしまうという点で更なる研究が必要である。現在種々の操作を検討中の段階である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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