Project/Area Number |
06770605
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pediatrics
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
伊藤 浩信 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (70247360)
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Project Period (FY) |
1994 – 1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | トロンボモジュリン / 超未熟児 / 気管支肺異形成 |
Research Abstract |
【目的】近年、超未熟児の生存率の向上に伴い、慢性肺疾患の発生・管理が問題となっている。現在も慢性肺疾患の代表である気管支肺異形成(BPD)のステージ分類はX線所見が中心となっており、臨床的に病態の進行の指標とはタイムラグが生じている。そこで今回、昨年報告したBPDの発生と尿中トロンボモジュリン(TM)の関与をもとに気管支液中のTMとBPDの関連について検討を行った。 【対象・方法】対象は、出生体重595g〜830g、在胎週数23週〜24週で出生した超未熟児で、人工呼吸管理を20日以上(最高48日)施行している者とした。気管支液中のTMの抗原量はELISA法で測定し、アルブミン(Alb)濃度で除した値で表現した。 【結果・考案】気管支液中にもTMは逸脱している症例があり、FiO2が高濃度のものほどTMが高値をとる傾向だったことから、BPDにおける肺損傷マーカーである可能性が示唆された。しかし、超未熟児では、気管支液の採取が困難で、しかも得られた検体量が少なくTMとAlbの両方とも測定できた症例が少なかったため、採取法の再検討および同一症例における経時的な変化を含めた検討が必要と思われた。
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