Project/Area Number |
06770641
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
松井 喜彦 大阪大学, 医学部, 助手 (80243236)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | TGF-b / 表皮角化細胞 |
Research Abstract |
Transforming growth factor b(TGF-b)は表皮角化細胞自身が産生するオートクリン生長因子の一つであり、表皮角化細胞の細胞増殖の制御に重要な役割を果たしている。TGF-bは不活性型で産生され活性化されて作用を発揮する。表皮細胞の分化時の増殖抑制にも分泌されたTGF-bの内因性の活性化が最も重要な段階であることが予想されている。そこで本研究では表皮角化細胞の分化誘導時のTGF-bの内因性の活性化が存在するかどうか、存在すればその機序を検討することを目的とした。 研究の概要 (1)ヒト表皮角化細胞の培養はMCDB-153を用いた無血清培養法にて行った。 (2)ヒト表皮角化細胞の分化誘導は培養液のCaイオンを低濃度(0.1mM)から高濃度(1.8mM)に変更することにより行った。分化誘導により細胞増殖が抑制された。 (3)TGF-bの定量は当初CCL(ミンク肺細胞樹立株)を用いた生物学的アッセイにより行っていた。しかしこの方法では誤差が大きく分化誘導時と非分化誘導時の比較は困難であった。MLEC(ミンク肺上皮細胞樹立株)にPAI-1プロモーター/ルシフェラーゼ遺伝子をレポーター遺伝子としてトランスフェクトさせたPL-MLEC株を用いた生物学的アッセイ法はより誤差が少ない。TGF-bの定量法を本方法に変更した。分化誘導時にはTGF-bの活性が増加した。 (4)TGF-bの中和抗体により分化誘導時の増殖抑制が部分的に阻害された。 (5)nPAおよびplasminの中和抗体およびplasminに対する阻害剤により分化誘導時の増殖抑制が部分的に阻害された。 (6)nPAおよびTGF-bのc-DNAを調整した。今後nPAおよびTGF-bの分化誘導時と非分化誘導時のm-RNA発現量をノーザンブロット法により比較する予定である。
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