メラノーマの進行に伴う血中の遊離型およびリンパ球結合型接着分子の解析
Project/Area Number |
06770654
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
平井 俊二 熊本大学, 医学部, 助手 (10228760)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | メラノーマ / 接着分子 |
Research Abstract |
メラノーマ患者の血清ならびにリンパ球表面の接着分子の発現の解析 メラノーマ患者の血清中における接着分子の一つであるICAM-1およびメラニン代謝産物である5-S-CDレベルを、健常人をコントロールとして、DDIAおよびHPLCを用いて測定した。血清中の可溶性ICAM-1(sICAM-1)および5-S-CDレベルは、それぞれ健常人に比べ有意に高値を示した。sICAM-1は、メラノーマの病勢の早期より上昇傾向を示したのに対し、5-S-CDは、進行期の患者のみに上昇傾向を示した。また、色素産生のない症例では、5-S-CDは、上昇傾向を示さないのに対して、sICAM-1は上昇傾向を示し、両者の測定の有用性が示唆された。一部に、sICAM-1優位または5-S-CD優位の症例を認めるが、全体としては、5-S-CDとsICAM-1は、有意な正の相関を示した。メラノーマ患者のリンパ球表面のICAM-1の発現を、フローサイトメトリーを用いて測定し健常人と比較検討した。メラノーマ患者のリンパ球表面のICAM-1の発現は、健常人に比べ有意に高値を示した。また病勢の進行にともない上昇傾向を示した。健常人の末梢リンパ球を培養し、γ-IFNによるリンパ球表面のICAM-1の発現および培養上澄中のsICAM-1レベルの影響をメラノーマの培養細胞と比較検討した。健常人の末梢リンパ球に比べ、メラノーマの培養細胞は、γ-IFNにより細胞表面のICAM-1の発現および培養上澄中のsICAM-1レベルの影響が大きかった。 メラノーマ患者の血清中のsICAM-1の由来は、腫瘍細胞とも活性型リンパ球とも言われているが、未だ明らかではない。以上の所見は、進行期メラノーマ患者の血清中のsICAM-1の由来が腫瘍細胞である可能性を示唆するものと考える。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)