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動脈内への金属ステント留置後の内膜肥厚に対する薬物投与の影響に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06770702
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Radiation science
Research Institution福井医科大学

Principal Investigator

木本 達哉  福井医科大学, 医学部, 助手 (70225077)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywordsメタリックステント / 血管内膜肥厚 / 一酸化窒素(NO)
Research Abstract

申請時の実施計画にのっとり、家兎大動脈内に自作の金属ステントを留置し、コントロール群及び薬剤投与群を分けて飼育を開始した。しかしほとんど全ての家兎において術後10日から2週間程度までの間に、まず、下肢麻痺が発症し、ついで摂食、摂水不良となり、個体死にいたるという事態が発生した。術後から10日目までの期間における経過は順調であり手術そのものによる侵襲による死亡とは考えられず、まず第一にステント留置部の大動脈における血管閉塞を疑ったが、死亡した個体の解剖においては同部は開存していた。あくまでも推測となるが、おそらくステント部に閉塞にいたらないまでも血栓が付着し、これが留置末梢に微細塞栓、ひいては梗塞を形成して死に至るのではないかと考えられた。このため結果的には、当初予定していた内膜肥厚と関連した変化については評価できない、術後早期(10日目程度)におけるステント留置部位周囲のNO産生についての検討が数個体でできたにとどまった。そしてこのデータではNO産生についてステント留置後早期では有意の障害が生じないことがうかがわれた。以上のように残念な結果とはなったが、今回のステント留置部位の大動脈の径は、現在欧米において血管へのステント留置の限界とされている人体の大腿動脈の径(5から6mm程度)と一致しており、その意味において興味ある情報を提供してくれたとは言いうると考える。なお現在今回の経験を生かし当初の目標を達成すべく新たな実験系について模索中である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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