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低線量放射線全身照射が下垂体前葉プロラクチン分泌に及ぼす効果についての基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 06770728
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Radiation science
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

権 五徹  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40170477)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords低線量放射線全身照射 / 放射線ホルミシス / マイトジェン誘導幼若化 / 脾細胞 / プロラクチン
Research Abstract

低線量放射線全身照射の脾細胞マイトジェン誘導幼若化促進効果に対するプロラクチン(PRL)の影響について調べる為に以下の実験を行った。(方法)8週令のFisher雄ラットを(A)ブロモクリプチン(BR)無投与+無照射群、(B)BR無投与+全身照射群、(C)BR投与+無照射群、(D)BR投与+全身照射群の4群(各群n=3)に分け、あらかじめC群とD群のラットには低線量放射線全身照射の一週間前よりBR(1mg/rat/day)の連日投与を行った。照射日にB群とD群のラットには島津RTG-2^<60>Co照射装置により0.05Gyの全身照射を行った。全身照射4時間後にエーテル麻酔下で腹大動脈より採血を行った後脾臓を摘出し、分離された脾細胞を用いてin vitroにおけるマイトジェン誘導幼若化反応について調べた。マイトジェンとしてConA、PHA、LPSを用い、脾細胞の幼若化反応の変化は細胞増殖アッセイシステムを用いてブロモデオキシウリジン(BrdU)の取り込みの変化をみることにより調べた。血清中のPRL濃度はプロラクチン測定キットで測定した。(結果及び考察)1、0.05Gy全身照射はBR前投与群、BR無投与群ともに脾細胞におけるBrdUの取り込みを促進させた。2:脾細胞のBrdUの取り込み量は使用されたマイトジェンの種類に関わらずB群で最も高値を示し、ついでA群、D群、C群の順に低下した。3:PRL分泌が抑制されていたBR投与群(血清PRL濃度5ng/ml以下)ではBR無投与群に比べBrdUの取り込み量は有意に低下していたこと、さらにBR前投与群でも全身照射を受けたD群では、受けていないC群に比べてBrdUの取り込み量が有意に高かまることから、PRLは全身照射の効果に対して相加・相乗的な影響を有するものの、全身照射後の脾細胞マイトジェン誘導幼若化促進の直接の原因にはPRL以外の機構が存在することが推測された。4、B群の血清PRL値はA群に比べ上昇する傾向を示したが両群の間に有意差を認めることはできなかった。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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