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てんかんマウス(Elマウス)脳におけるオピオイドσレセプターの解析

Research Project

Project/Area Number 06770769
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Psychiatric science
Research InstitutionOsaka City University

Principal Investigator

小出 誠司  大阪市立大学, 医学部, 助手 (30254395)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1994: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywordsslgmα receptor / El mlce / seizure / epilepsy
Research Abstract

遺伝的に痙攣素因を有するElマウスは、ヒトにおける二次性全般化複雑部分発作(側頭葉てんかん)の優れたモデルと考えられている。我々はこれまで、痙攣とオピオイドペプチドの関係を明らかにするため、Elマウスの脳内オピオイド系の研究を行ってきた。脳内の3つのオピオイド系の内、プロエンケファリン系およびプロダイノルフィン系については、Elマウスの痙攣に対して抑制的に働くenkephalinergic neuronおよびdynorphinergic neuronの機能低下が、Elマウスの痙攣発現に関与していることを明らかにした。プロオピオメラノコルチン系については、痙攣履歴により脳内β-endorphinergic neuronの機能が亢進しており、そのため痛覚鈍麻が存在することを明らかにした。
今回は、精神分裂病やてんかんなどの中枢神経系疾患との関連が注目されている、σレセプターに着目して受容体の密度の測定を行った。σ受容体は、もともとは、オピエ-ト類の種々の作用のうち幻覚作用を惹起するオピオイド受容体のサブタイプの1つと考えられた。しかし、その後の研究によって、σ受容体はオピオイド受容体のサブタイプの1つと考えられた。しかし、その後の研究によって、σ受容体はオピオイドアンタゴニストに非感受性であることなどから、非オピオイド系であることが明らかにされた。
今回、発作間歇期のElマウス脳において、σ受容体密度を測定して、対照群のddYマウスと比較したが、全脳および各脳8部位において、KdおよびBmaxに有意差は認められなかった。今回、リガンドに(+)-Pentazocine,[ring-1,3,-3H]-を用いたtotal bindingに対して、10nM haloperidolを加えたnonspecific bindingが30-40%と高く、十分なspecific bindingが得られなかった。今後は、十分なspecific bindingが得られるように方法論的な検討を加える予定である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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