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実験的嚢胞腎ラットの嚢胞形成におけるアンギオテンシンIIの関与について

Research Project

Project/Area Number 06770881
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Kidney internal medicine
Research InstitutionTokyo Women's Medical University

Principal Investigator

窪田 研二  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (90221225)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords嚢胞腎 / DPT / SHR / WKY / アンギオテンシンII
Research Abstract

本研究の目的は、我々が従来より用いているDiphenylthiazole(DPT)誘発性の実験的嚢胞腎ラットにおいて、嚢胞形成の病態への レニン・アンギオテンシン系の関与を検討することにある。殊にアンギオテンシンII(A-II)が増殖因子として働くことに注目し、アンギオテンシン変換酵素阻害剤を同時投与した際の嚢胞形成の変化やA-IIレセプターの組織内発現を明らかにすることが最終目標である。本年度は、その前段階の実験として、SHRおよびWKYラットにDPTを投与した時の嚢胞形成の相違(平成4年度に報告)に、他の要因が関与しているか否かを検討した。まず、10-14週齢のSHRおよびWKYラットに100mg/100gBW/dayのDPTを、胃ゾンデにより投与し、嚢胞腎モデルを作製し、両者の嚢胞形成の強さ比較した。この結果、DPT投与4週目で、WKYではSHR較べ著しい嚢胞形成がみられた。DPT代謝の相違がこれに 関与している可能性を考慮し、両者のDPT血中濃度をHPLC法により測定し比較したが、DPT血中濃度は両群間に有意差はなかった(2週目でWKY:8170±2650,SHR:7048±1231ng/ml)。更に、両ラットの腎循環動態の違いが嚢胞形成に与える影響をみるため、大動脈にクランプをかけ、腎動脈灌流圧を変化させたときの左腎動脈血流量を電磁流量計により測定し、腎動脈自動調節能を評価した。この結果、WKYでは、定常血圧域における腎血流の自動調節が不完全であることが示され、嚢胞形成の一因と考えられた。以上の結果を踏まえ、両ラットモデルの病態におけるA-IIの役割について現在研究を始めている。予備実験においてWKYでは、A-IIレセプターの組織内発現が強く、A-IIの病態への関与が示唆されており、今後は更に、captoprilの投与による嚢胞発生の変化などをみる予定である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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