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大腸癌に対する門脈血中ras遺伝子の検討(肝転移予測は可能か?)

Research Project

Project/Area Number 06770934
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General surgery
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

田部 昭博  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (30227194)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords大腸癌 / 肝転移 / k-ras / point mutation / PCR / 門脈血 / 予後
Research Abstract

PCR法を用いて、門脈血中の微量の癌細胞をk-ras遺伝子のpoint mutasionを利用して同定し、その量より予後を判定する実際にさいして、その諸条件を決めるべく、以下の予備実験を施行した。
1:培養細胞sw480(k-ras,exon-1 codon 12 GGT→GTTが確認されている。)とDLD1(k-ras,exon-1codon 13GGC→GACが確認されている。)を継代培養し、これらを使用して条件設定のためのモデル実験を施行した。
2:DNAの抽出方法として、フェノールクロロホルム法と、サンプルのロスが少ないと考えられる加熱によるgenome DNAの抽出(eukaryocuteでは報告はない)とを比較検討した。加熱法ではsw480 2×10^6個を95℃で10分加熱し、その後RNase,フエノールクロロホルムで処理し、5μgの収量であったのに対し、フェノールクロロホルム法では、6×10^6個で70μgの収量であり、明らかに差があった。しかし、希釈列では、加熱法とPCR法(加熱のあとそのままPCRをかける)で10^2個までは検出可能であり、少量検体での加熱法の有用性が示唆され、今後さらに追及する予定である。
3:各細胞において、細胞数10^0〜10^6となるように希釈列を作成し、PCR法を施行した。ゲル電気泳動を施行して、検出限界を調べた。10^2個までは検出可能であった。またPCR法にての正常ヒト白血球細胞との鑑別では(3′末端にmutationがくるよう設定したsense primerを使用するため、条件設定が難しい)、95℃-1分、56℃-30秒、72℃-2分、45サイクルの設定で鑑別が可能であった。希釈列とあわせ、さらに検討する予定である。
3で使用した希釈倍列を正常ヒト血液に混入して、同様の方法で検討する。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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