Project/Area Number |
06770941
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General surgery
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Research Institution | Meiji College of Oriental Medicine |
Principal Investigator |
岩 昌宏 明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 助手 (60232633)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 腸管運動 / 空腹期強収縮運動(IMC) / ストレインゲージ / ラット |
Research Abstract |
これまでに、覚醒下でのラット小腸運動を記録し、ラットの空腹期強収縮運動(IMC)の出現間隔は11〜13分、持続時間は約4分および食後期パターンは約2〜5時間持続し、犬との周期性の違いを明らかにすることができた。さらに胃および大腸運動についても記録し、胃では約6回/min、空腸では30回/min、結腸では10〜12回/minであり、ラット消化管運動の収縮頻度はイヌあるいはヒトの約2倍であり、IMCの出現周期も短いことがわかった。また、麻酔の影響についても検討し、胃運動は抑制されたものの空腸では正常なIMCの出現が観察され、術後腸管麻痺には麻酔の影響も受けるものの手術操作が大きく関与していることが示唆された。 さらにラット消化管運動の動態を明らかにする目的で、消化管運動測定テレメトリーシステムを用い(消化管運動測定テレメトリーシステムは、ストレインゲージからの電気信号を、体内に埋め込んだ送信器より電波にて飛ばし、受信器にて記録できるように設計されている。従って従来の方法よりもストレスをかけずに、より生理的な状態での消化管運動を観察することができる。)、ラット消化管運動を測定した。しかし、電波のノイズなどの問題により確実な測定が困難であったため、今後改良して行う必要性を感じた。 また、イレウス状態における腸管運動の動態を明らかにする目的で、ラットのイレウスモデルの作成を試みたが、術後数日で死ぬケースが多く、今後さらに検討を重ねる必要性を感じた。
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