Project/Area Number |
06771047
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Thoracic surgery
|
Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
楊 孟峰 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (30231682)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | ハイブリット代用気管 / 自家小腸 / EPTFE人工血管 |
Research Abstract |
雑種成犬を用い、小腸・EPTFE人工血管の2層で構成する複合体型の代用気管による1期的頸部気管管状再建の実験を行った。 開腹手術によって約8軟骨輪の頸部気管の長さに相当する遊離小腸を採取し、EPTFE人工血管の内腔に遊離小腸を被覆する代用気管複合体を作成した。 雑種成犬7頭を用い、上記で作成した代用気管複合体による気管再建を行った。 1.内腔の観察:(1)術前を対照とし、術後経時的に気管内視鏡的観察を行った。術後2週目に炎症性の軽度肉芽形成を認める以外、その後での肉芽形成による内腔狭窄は認めなかった。(2)内視鏡用レーザー血流計にて、気管および再建末梢側気管の血流測定を行った。術後2週目に再建末梢側気管吻合部に軽度の血流反応が認められ、術後4週目には代用気管複合体にも血流反応が認められた。 2.移植したグラフトの評価:移植後1週、2週、3週、4週以上に屠殺し、移植したグラフトを摘出し、再建部の肉眼的および組織的観察を行った。肉眼的には術後2週目に肉芽形成を認めたが拡散障害を起こす内腔狭窄はなかった。組織学的には腸粘膜上皮は術後1日目より完全に脱落し、術後1週目に粘膜固有層は器質化し、整列な皮下組織をつくり、気道上皮形成は術後約2週目に認められ、術後4週目には規則正しい気道上皮の配列が認められた。今後、より臨床応用を可能するために、術後1年、2年、3年、4年以上の経過観察を行っていく予定である。また、臨床適応範囲を広げるためには8軟骨輪以上の気管移植も必要であろう。
|
Report
(1 results)
Research Products
(4 results)