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脳動脈瘤発生における脳動脈壁変化の生化学的研究

Research Project

Project/Area Number 06771081
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Cerebral neurosurgery
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

柏木 史郎  山口大学, 医学部・附属病院, 講師 (70177369)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1994: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords脳動脈瘤 / コラーゲン / 電気泳動
Research Abstract

脳動脈瘤発生のメカニズムとして、血流側の因子(血行動態による力学的負荷)と血管側の因子(血管壁の脆弱性)の関与が想定されている。我々は血管壁側の因子に注目して研究している。本年度の研究では、脳動脈瘤壁から組織コラゲナーゼを抽出し、その蛋白分解酵素活性を測定することにより、動脈瘤の発生に組織コラゲナーゼ活性の亢進が関与しているかどうかを検討した。
手術時に採取した脳動脈瘤と浅側頭動脈からコラゲナーゼを抽出し、その蛋白分解酵素活性測定した。また、このコレゲナーゼを各型の精製コラーゲンに作用させ、分解産物をSDSポリアクリルアミド電気泳動法とウエスタンブロッティング法により解析し、コラーゲンの断片化の状態を観察した。今年度の設備費で購入したブロッティング装置は、これらの過程において使用した。
今までのところ脳動脈瘤に関連して蛋白分解酵素活性が上昇している傾向が観察されている。したがって、脳動脈瘤の発生、破裂の過程において局所の蛋白分解酵素が動脈壁の破壊に関与していることが推察できる。しかしながら、手術症例から材料を得るため、採取し分析できた標本数が少なく、結論を得るまでには至っていない。今後研究を継続する予定である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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