Project/Area Number |
06771110
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
梶本 宜永 大阪医科大学, 医学部, 助手 (30224413)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 水頭症 / 脳室腹腔シャント / 頭蓋内圧 / 腹腔内圧 |
Research Abstract |
患者に埋め込んであるシャントシステムを利用して、腹腔チューブの途中から体外に別の腹腔チューブを接続、脳脊髄益をドレナージし、シャントシステムをシミュレートした。このシミュレーションシステムを用いて頭蓋内圧とシャント流量の関係(Sophy valve High 又は Lowの設定で)を検討した。また、別の症例で腹腔内圧と頭蓋内圧の体位による変化を検討した。 シャント流量は、精密電子天秤を用いてドレナージされた脳脊髄液の重量から測定した。頭蓋内圧は、埋め込み式頭蓋内圧計(OSAKA telesensor)を用いて測定した。腹腔内圧は、腹腔チューブと接続した圧トランスデューサーを用いて測定した。 頭蓋内圧は、大気圧よりかなり低い圧力で安定化し、Sophy valve Highでは、平均22.3mmHg(n=4),Sophy valve Lowでは、平均34.3mmHg(n=4)であった。また、安定時のシャント流量は、0.6ml/min前後であった。 腹腔内圧は、臥位では、7mmHg(n=3)であった。しかし、坐位では、16mmHg(n=3)に上昇した。 これらの結果は、いずれもこれまでに報告が無く、安全で効果的なシャントシステムを設計、構築する上で必要不可欠な基礎データとなりうるものである。 今後、症例を増やしてさらなる検討を行う予定である。
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