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麻酔薬の作用機序に関する分子生物学的研究

Research Project

Project/Area Number 06771228
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Anesthesiology/Resuscitation studies
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

曽我 広太  横浜市立大学, 医学部・附属浦舟病院・救命救急センター, 助手 (80244507)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
KeywordsPC12pheochromocytoma細胞 / Spodoptera frugiperda21細胞 / Vero細胞 / 麻酔薬 / totalRNA / 血清刺激 / NGF / ノーザンブロット
Research Abstract

1)まず各種細胞を用いて麻酔薬添加による形態学的な変化を調べた。
PC12pheochromocytoma細胞、Spodoptera frugiperda21細胞、Vero細胞の培養上清に、静脈麻酔薬pentobarbital、脊椎麻酔薬tetracaineをそれぞれ臨床有効濃度と考えられる量50μM、100μMを加えてみたが、正常細胞と比し変化は見られなかった。更に1μMから1mMへと濃度を変化させたが形態学的な変化は見られなかった。次に細胞からグアニジン法にてtotalRNAを抽出し、その発現量の差を比較しようとしたが、回収率が一定ではなく有為な結果は未だ得られていない。
同様に吸入麻酔薬であるHalothane、Isoflurane、Enfluraneにおいても引き続き実験を行っている。
2)PC12pheochromocytoma細胞においてその培養上清に50μM pentobarbitalを加え、24、48、72時間後にtotalRNAを抽出し、fos、junのDNAプローブを用いてノーザンブロットを行った。次に血清刺激試験を行った。細胞を4時間無血清培地で処理をし、その後血清を添加し24、48、72時間後にtotalRNAを抽出、同様にノーザンブロットを行った。いずれの実験においてもこ経時的変化では有為な差は認められていない。24時間以内での短時間での経時的変化を追う必要があると考えている。
またNGF(Nerve Growth Factor)を50ng/ml添加し、同様の実験を行った。NGF添加後一週間では形態学的にPC12細胞の分化は抑制される様に見えるが、神経線維の伸長度では統計学的に有為ではない。fos、junの発現は抑制される傾向が見られ、更に再現性について実験を継続している。pentobarbital前投与ではこの変化は見られないため、pentobarbitalが、直接NGFの情報伝達系に作用することが推定された。
今後は、麻酔薬の濃度による変化や、他の種類の麻酔薬、吸入麻酔薬など、を用いた実験も行いたいと考えている。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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