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網内系機能低下が、エンドトキシンによる臓器障害と致死率に及ぼす影響の解析

Research Project

Project/Area Number 06771246
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Anesthesiology/Resuscitation studies
Research InstitutionUniversity of Occupational and Environmental Health, Japan

Principal Investigator

蒲地 正幸  産業医科大学, 医学部, 講師 (90204643)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords細網内皮系 / エンドトキシンショック / カーボン / サイトカイン
Research Abstract

臨床の場において細網内皮系(網内系)機能が低下している患者では外科的侵襲や感染に対する抵抗性が弱いと考えられている。今回我々は、網内系の機能抑制がエンドトキシンショックに及ぼす影響についてマウスを用いて検討した。
網内系抑制物質としては、以前から知られているコロイダルカーボンを用いた。雄のddyマウスに前処置としてコロイダルカーボンを腹腔内投与し、24時間後にLPS(50μg/mouse)を静脈内投与した。LPS投与後72時間後までの致死率と、LPS投与後の血中サイトカイン産生(TNF,IL-1,IL-6)を調べ、カーボンのかわりに生理食塩水を投与した群(コントロール群)と比較検討した。
LPS投与後の致死率はコロイダルカーボンを前処置したものが、コントロール群に比し有意に高値を示した。LPS投与後2時間目の血中TNF産生に関してもカーボンを前処置した群では、コントロール群に比して有意に高値を呈していた。またこれらの結果は、前処置として投与したカーボンの量に依存していた。
現在、コントロール群とカーボン群とでLPS投与後の血中LPS濃度の推移を調べている。また、カーボンモデルにおいて抗TNF抗体が致死率に及ぼす影響と、カーボン群における肺、肝、腎、腸管についての病理学的変化について検討中である。さらに今後、肺に関してはミエロペルオキシダーゼ活性を測定し、コントロール群と比較し、白血球の肺への集積の度合いを定量的に検討する予定である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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