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尿路上皮腫瘍の多発性の機序について -DNAフィンガープリント法による解析-

Research Project

Project/Area Number 06771253
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Urology
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

影山 幸雄  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (10211153)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords尿路上皮腫瘍 / 多発性 / DNA / フィンガープリント法
Research Abstract

尿路上皮腫瘍(膀胱癌、尿管癌、腎盂癌)数十例のサンプルを手術検体より採取し、これからGenomic DNAを抽出、アガロース電気泳動にて分解、変性のないサンプルを選び、その後の実験に供した。ヒトDNA中に散在する特異的繰り返し配列に相補的なプローブ(CACCACCACCAC)を用いてサザンブロットハイブリダイゼイションを施行したところ個体特異的な泳動パターンを得ることに成功したが、現在までのところ腫瘍、正常組織の間で明らかな泳動パターンの相違は認められていない。今後ミニサテライトプローブであるMZ-1などを用いたサザンブロットハイブリダイゼイションならびに蛍光分析装置(FACS)によるDNAploidy patternの検索も併せて行う予定である。なお同じサンプルを用いて染色体末端の繰り返し構造に相補的な配列(TTAGGGTTAGGGTTAGGGTTAGGG)をプローブにしてサザンブロットハイブリダイゼイションを行ったところ腫瘍では染色体末端構造の短縮が見られ、その程度は深達度の大きいものでは比較的軽微であることが判明した(1995年度日本泌尿器科学会総会で発表予定)。また尿路上皮腫瘍では11番染色体短腕のWT1(ウィルムス腫瘍の抑制遺伝子)遺伝子座に比較的高頻度に欠失をおこすとされており、WT1遺伝子の微細な変異、および欠失の有無についても検討した。結果は原発巣より得られたサンプルでは明らかなWT1遺伝子の異常は認められなかったが、いくつかの培養癌細胞では特異的な変異がみられ、これらの結果については第85回アメリカ癌学会総会、第52回日本癌学会総会で発表した。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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