夜間膀胱内圧持続監視法による小児夜尿症の病態生理解析
Project/Area Number |
06771255
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
井川 靖彦 信州大学, 医学部附属病院, 講師 (40159588)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 夜尿症 / 膀胱内圧測定 / 不安定膀胱 |
Research Abstract |
1.【目的】夜尿症患児において、ポ-タブル装置を用いた膀胱内圧持続監視法(Ambulatory CMG:以下、Am-CMGと略す)は軽症の不安定膀胱(無抑制膀胱収縮)を検出するのに有用か否か、また、薬物療法の効果判定に応用可能か否かを検討する。2.【対象と方法】原発性夜尿症の年長児5例(10〜17歳、平均13.6歳)を対象として、咳、立位、手洗い等の誘発試験を併用した通常の膀胱内圧測定(St-CMG)を施行した後、引き続き、Am-CMGを施行した。Am-CMGにはMMS社製UPS-2020を使用し、膀胱内圧の導出のため、4.7Fピッグテイルカテーテルを恥骨上から膀胱内に留置した。測定は、昼夜持続的に最短24時間にわたって行い、膀胱内圧、腹腔内圧、および尿漏れの有無を同時記録した。一部の症例では、2昼夜連続して測定を行い、初めの夜は薬物を投与しないで、2晩目は塩酸プロピヴェリン(BUP-4)20mgを就寝時に内服投与した後、測定を繰り返して比較した。3.【結果】St-CMG上は昼間に切迫性尿失禁のある1例で無抑制収縮を認めたが、他の4例では誘発試験を併用しても無抑制収縮を認めなかった。一方、Am-CMGでは、全例において、昼夜とも無抑制収縮を認め、睡眠中に夜尿とともに無抑制収縮が検出された。随意排尿の際の膀胱収縮と夜尿の際の膀胱収縮を比較すると、最大収縮圧は同等であるが収縮の持続時間は夜尿時の方が長い傾向にあった。BUP-4投与前後での比較では、投与後、夜尿は消失しなかったがその量は極めて少量であった。投与後、睡眠中の無抑制収縮の振幅の平均は低下し、最大の無抑制収縮の振幅は低下し、その持続時間も短縮した。4.【結論】以上、少数例の検討であるが、小児夜尿症の尿流動態を評価するために、Am-CMGは有用で、薬物療法の評価にも応用できる可能性が示された。
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Report
(1 results)
Research Products
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