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BCGと膀胱移行上皮との接着に及ぼす2価陽イオンの増強効果

Research Project

Project/Area Number 06771256
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Urology
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

鶴田 崇  信州大学, 医学部・附属病院, 助手 (90242700)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
KeywordsBCG / 膀胱 / 接着
Research Abstract

1.目的:膀注したBCGの膀胱粘膜への付着の定量および2価の陽イオン(カルシウムイオン)を加えたときの付着量の変化
2.方法:エーテル麻酔およびケタラール、キシラジンの筋注麻酔をしたSD系ラットに10,1,10^<-1>,10^<-2>mg/dlのBCG溶液を0.5ml、膀胱内に経腹的に27G穿刺針にて穿刺注入した。24時間後膀胱を摘出し乳化オ-ラミン染色を施し蛍光顕微鏡にて膀胱粘膜に付着した菌体を観察した。
3.結果:まず22匹のラットにて生食の膀胱内注入を行った。10匹は開腹して直接膀胱に生食を注入した。12匹は経腹的に穿刺して膀胱内に生食を注入し後で開腹し確かに注入されていることを調べた。いずれの方法も注入には問題がなかったが、穿刺部より生食がわずかに漏れるようであった。次に8匹のラットに経腹的にBCG溶液を穿刺注入した。8匹のラットのうち6匹はBCG膀注後24時間以内に死亡した。残った2匹の膀胱をとり乳化させた後、オ-ラミンにて蛍光染色を施した。菌体以外にも染色されるものあり正確な菌体数が得られなかった。これらより考えられることは、1)BCGを穿刺して膀胱内に注入するとBCGが膀胱外に漏れてしまうことがラットの死亡した原因かもしれないこと、2)オ-ラミンによる蛍光染色はBCGを染めるのに有効であるが、正確な菌体数がわからず定量出来ないこと、である。
4.展望:正常ビ-グル犬膀胱上皮にBCGは付着しないと言う説もあったが、今回の検討では正常ラット膀胱上皮にはBCGは付着すると思われた。しかし定量化は出来なかった。今後は、細いカテーテルにて経尿道的に膀胱内にBCGを注入できる方法、乳化したときに異物を除去、あるいはBCGの菌体のみを染色し、フローサイトメトリーを用い定量化する方法、さらに^<111>I-トリチウムを用いてRIによる定量法を検討し、実験を進める予定である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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