Project/Area Number |
06771286
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
河内 明宏 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (90240952)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 小児 / 膀胱内圧測定 / 神経因性膀胱 / 睡眠時膀胱内圧測定 / 膀胱容量 |
Research Abstract |
覚醒時の膀胱内圧測定にて正常と考えられた0-5歳児10例に対し、脳波計を装着し眠らせた。脳波上睡眠がStage4の状態となった時点で、覚醒時と同様の膀胱内圧測定を施行し、両者を比較検討した。その結果、波形は覚醒時とほぼ同様のものが得られ、無抑制収縮等の異常所見は認めなかった。しかし膀胱容量は覚醒時の1.2-1.4倍程度と増加していた。 次に覚醒時の膀胱内圧測定にて無抑制収縮を生じる不安定膀胱の小児3例と膀胱内圧の上昇が認められない無緊張性膀胱の小児2例に対し、同様の手技で覚醒時と睡眠時の膀胱内圧測定を施行した。不安定膀胱の小児においては睡眠時にも明らかに無抑制収縮が認められた。無緊張性膀胱の小児に対しても覚醒時と同様に膀胱内圧の上昇は認めなかった。膀胱容量に関してはやはり睡眠時が覚醒時より大きかった。 以上より睡眠時の膀胱内圧測定は、覚醒時に正確な検査が不可能である乳幼児に対して、波形を観察し神経因性膀胱の病型を判定する検査として有用であると考えられた。しかし膀胱容量の判断に関しては覚醒時より睡眠時が多いため、注意を要すると考えられた。
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