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腎移植における特異的MLR抑制性リンパ球に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06771295
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Urology
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

北村 真  東海大学, 医学部・移植1, 講師 (00214817)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords腎移植 / 異種移植 / リンパ球混合培養 / 抑制性リンパ球
Research Abstract

当該研究期間における生体腎移植症例数は3例であったが、このうち2例が創感染を生じ、拒絶反応のモニタリングとして不適切であることが判明した。これらの症例のリンパ球は、本研究の当初の目的には適さなかったが、T細胞の動向については当教室の平賀らが第30回移植学会総会で発表している。1例のMLRのみが本研究に適していた。この症例の移植後MLRは以前に筆者が発表(日本移植学会誌25巻1号)したとおり抑制されていることが明かとなったが、そのドナー特異的リンパ球を培養するには至っていない。この理由として、(1)術前に確保したリンパ球の絶対数が不足していること。(2)臨床症例を対象としているため、術後長期にわたる頻回の採血について患者の同意が得にくいことが問題となった。
そこで、上記の問題を解決するため、本研究の対象を当初の臨床研究から実験動物へ移行させ、さらに、現在移植学会で国際的に関心の高まっている異種移植へ本研究を応用するために、ブタ・イヌ間での臓器移植前後におけるMLRの動向を観察する方針とした。現在までに施工した実験は、胎児ブタから成犬への肝移植10例と腎移植5例である。いづれも免疫抑制剤を使用せずに移植を行っている。
結果として、胎児をドナーとした異種移植において腎移植で60分、肝移植で24時間生着を認めた。免疫抑制剤を用いていないにもかかわらずこの間のMLRは増加しておらず、胎児の抗原はこの時間内ではリンパ球を感作していない可能性が示唆された。
現在、成ブタから成犬への臓器移植を行っており、上記の結果と比較検討する予定である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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