Project/Area Number |
06771313
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
寺田 幸弘 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (10260431)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | messenger RNA / Growth Hormone / Growth Hormone Receptor / Occyte meturation / Preimplantation Embryo |
Research Abstract |
マウス卵〜着床前胚における、Growth Hormone Receptor m-RNAの発現 近年、Growth Hormone(GH)の生殖医学領域への関与が注目されており、排卵刺激法の補助手段として臨床応用されつつある。最近になり、Growth Hormone Receptor(GHR)のクローニング、GHRに対する抗体(Mabs)の開発とともに、胎児や生殖器官にそれが幅広く発現していることが確認され、初期胚発育との関与が注目されている。今回我々は卵成熟から初期胚発育過程におけるmRNAの解析の端緒として、GHRmRNAの発現を観察した。方法としては、卵及び各発育段階の胚を30-50個採取し、Reverse Transcriptase-Polymerase Chain Reaction法にて着床前胚でのGHRmRNAの発現を検討した。PCRに用いたプライマーは、細胞外領域をコードするExon2からExon4にかけての領域を増幅するべく設定した。結果としては、GHRmRNAは8細胞期から発現しているのが観察された。また、タンパクレベルでの発現を見るため、卵及び各発育段階の胚を固定し、2種のGHR-Ab(Mab5,Mab263)を用いた蛍光抗体法でGHRタンパクの発現を検討した。蛍光染色した全裁標本の観察には共焦点レーザー顕微鏡(Carlzeiss)を用いた。その結果としては、Compaction後の胞胚からMab5,Mab263で認識されるGHRタンパクが発現しているのが観察された。 以上の結果より、着床前胚にGHRとGHRmRNAが発現していることを免疫蛍光抗体法、RT-PCR法から初めて明らかにした。以上から、初期胚体外培養系において、GH使用が有用である可能性が考えられた。
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