• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

亜鉛及び銅イオン動態がステロイドホルモン・レセプター動態に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 06771317
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Obstetrics and gynecology
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

中原 健次  山形大学, 医学部, 助手 (80250934)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1994: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords卵巣 / 顆粒膜細胞 / Steroidgenesis / NO / growth hormone
Research Abstract

卵胞内の顆粒膜細胞を、卵丘細胞群(C)と壁側の顆粒膜細胞群(M)の2群に分け、それぞれの機能分化についてsteroidgenesisの面から検討した。
1.単層培養法にてestrogen(E)、progesterone(P)分泌の違いを検討した。2日毎に培養液を交換し、それぞれの濃度変化を検討した。C、M群共に14日目まで減衰しながらE、Pを分泌した。2日目のE濃度は両群に差は認めず、P濃度はM群が有意に高かった(p<0.05)。14日目までの両群のE/Pの動きをみると、両群共上昇傾向を示していたが、C群の方の上昇がより高い傾向にあった。これはC群においてE分泌の減少よりもPの減少傾向が強いことによるものと考えられた。
2.培養14日目のFSH刺激(1IU/ml)に対する16日目の両群のE、P分泌をみるとP分泌については両群共に反応が低く差がなかったが、E分泌については両群共に反応し、C群の方が分泌が高い傾向にあった。10日間を越える長期培養法では培養細胞のdoubling timeやqualityが問題となるため、このあと短期培養法にて検討した。
3.培養4日目の各種刺激に対するM群とC群のE分泌反応を検討したところ、FSH製剤(fertinom P、humegon)に対する反応はcontrolに比べ有意差はなかったが、NO阻害剤であるL-NMMAに対するC群のE分泌およびgrowth hormone(GH)に対する両群のE分泌はcontrolに比べ、有意に上昇した。培養8日目の各種刺激に対する両群のE分泌を検討したが、GHに対するE分泌のみが有意に上昇した。
最近、卵胞におけるsteroidgenesisにfree radicalが関与していることを示唆する報告が増えているが、我々の結果も同様であった。GH刺激に対するE分泌の有意な上昇については今後検討していきたいと思います。
以上の結果から、ホルモン産生については、両群間に何らかの機能的差がある可能性が示唆された。今後growth factorも含めて検討して行きたい。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi