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骨芽細胞に及ぼすプロゲステロンの作用の分子生物学的検討

Research Project

Project/Area Number 06771331
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Obstetrics and gynecology
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

水野 公雄  名古屋大学, 医学部, 講師 (40252241)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords骨芽細胞 / プロゲステロン / エストロゲン / 分子生物学
Research Abstract

ホルモン補充療法の骨代謝に及ぼす影響のうち、エストロゲンの及ぼす働きについては広く検討されつつあるが、同時にホルモン補充療法の際に用いられるプロゲステロンの作用については未だ明らかとなっていない。そこで今回、プロゲステロンの骨芽細胞に果たす役割を解明するため、マウス骨芽細胞由来MC3T3-E1細胞を用いて以下の種々の実験を行った。
(1)骨芽細胞にプロゲステロンが直接的に作用するためには、骨芽細胞にプロゲステロン・レセプターが存在していなければならず、その存在をモノクローナル抗体を用いてウエスタン・ブロット法により確認した。
(2)骨芽細胞の増殖能に及ぼすエストロゲン、プロゲステロンの効果を3H-チミジン取り込み能により調べると、エストロゲン(17β-エストラジオール)により、骨芽細胞MC3T3-E1の増殖能は促進されるが、プロゲステロンでは逆に増殖能が抑制されることが明らかとなり、これはエストロゲンの共存、非共存に拘わらず認められた。
(3)骨芽細胞の分化能をアルカリフォスファターゼ産生能により検討すると、エストロゲン、プロゲステロンどちらの存在下でも、骨芽細胞MC3T3-E1の分化能は亢進し、増殖能とは異なる動態を示した。
以上の結果から骨芽細胞に及ぼすプロゲステロンの直接的作用は増殖を抑制し、分化を進めるという事が判明した。骨芽細胞の機能は直接的なものばかりでなくサイトカインなどによる間接的作用も大きいといわれており、今後にELISA法、ノザン・ブロット法などにより、さらなる検討が必要と考えられた。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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