Project/Area Number |
06771404
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
水田 啓介 岐阜大学, 医学部・付属病院, 講師 (10190638)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 高齢者 / 重心動揺 / 下肢駆血 / 視運動負荷 / 自己受容器 |
Research Abstract |
高齢者の直立障害の特徴を重心動揺検査をコンピュータ分析することにより明らかにした。研究(1)対象:めまいや平衡障害のない65歳以上の高齢者39名である。方法:被験者を重心動揺計(アニマ社製)の上に直立させ開眼、閉眼それぞれ60秒間記録した。評価項目は軌跡長、外周面積、閉眼/開眼比(ロンベルグ率)、パワースペクトル分析(周波数毎の揺らぎの強さ)を20歳代健康成人23名の成績と比較検討した。結果:軌跡長、面積は若年成人より大きかった。ロンベルグ率は若年成人より大きかった。パワースペクトルは前後方向で若年成人との差が大きく、2Hz以上の周波数が増加する傾向があった。以上の軌跡長、面積、ロンベルグ率の結果から高齢者の直立姿勢は若年成人に比べ不安定で視覚に依存しており、視覚以外の前庭系、自己受容系からの入力による直立姿勢維持が減弱していると推測される。研究(2)若年成人に両足関節部を駆血し、足底からの深部感覚を減弱させたときの重心動揺を高齢者の重心動揺と比較検討した。方法:10名の若年成人に両足関節部を450mmHg、30分間駆血したのち重心動揺を開閉眼測定した。結果:下肢駆血により軌跡長、面積は大きくなり、パワースペクトルは0.2から2Hzの周波数帯域の揺れが減少した。足底からの入力減弱ではこの周波数帯域に影響した。この結果から高齢者の直立障害は足底からの深部入力減弱のみでなく、足関節や膝関節などの前後方向の可動域の減弱によると考えた。研究(3)高齢者では視覚のうち周辺視野情報が重要という報告があるため、高齢者10名と若年成人10名を対象に垂直視運動刺激中に固視点を負荷した時としない時(開眼時)の重心動揺を記録し比較検討した。結果:若年に比べ高齢者では視運動負荷時の軌跡長は大きくなり、高齢者は周辺視野の負荷に姿勢維持が影響されることがわかった。
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