Project/Area Number |
06771439
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
|
Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
野口 浩男 北里大学, 医学部, 助手 (50218301)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | GBST / 再現性 / 潜時 / 振幅 / 電気性身体動揺検査 |
Research Abstract |
目的:Galvanic body sway test(以下GBSTと略す)は、前庭系の検査の中で、内耳障害と後迷路障害を鑑別し得る有力な検査と考えられている。しかし、この検査法は、被験者固有の不規則な重心動揺波形の上に電気性身体動揺を重ねる検査であるために、測定成績の判定ならびに再現性については問題が無い訳ではなかった。当教室では正常被験者13名についてのGBSTで刺激回数、刺激電流、刺激時間を変えて各波形の出現率と潜時について検討し、0.5mA,5秒間刺激20回加算で最も鮮明な波形が得られたことを報告した。今回この刺激方法を用いてGBSTの再現性について評価した。 方法:正常被験者10名にGBSTを反復検査した。同じ日に左刺激と右刺激を2回ずつ、計4回行い、1週間以上の間隔をおき3週間にわたって実施した。各潜時と振幅についての再現性を平均値及び標準偏差を求め検定した。 結果:1、2、3週目の各波形頂点の潜時及び振幅には有意な差は認められなかった。同一日に施行した1回目と2回目の潜時及び振幅には有意な差は認められなかった。左刺激反応と右刺激反応の潜時及び振幅には有意な差は認められなかった。各被験者の左刺激反応と右刺激反応の潜時及び振幅では、比較的良好な再現性が認められた。核被験者の潜時は、ほゞ一定であったが、各振幅には、大幅な個体差が存在した。
|