鼻アレルギー鼻粘膜上皮細胞層肥満細胞,好酸球の集積機序の研究(鼻粘膜上皮細胞の増殖の関与)
Project/Area Number |
06771459
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
横島 一彦 日本医科大学, 医学部, 助手 (90260976)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 肥満細胞 / 好酸球 / 鼻Inverted papilloma / サイトカイン |
Research Abstract |
鼻アレルギー鼻粘膜上皮層には粘膜型肥満細胞が集積し、鼻アレルギー症状の発現に重要であることは周知のこととなっているが、集積機序は未だ必ずしも解明されていない。我々の以前の実験で、鼻粘膜上皮細胞の増殖が肥満細胞の集積していることを示唆した。 平成6年度の我々の研究は以下のことを明らかにし、肥満細胞集積機序の解明に大いに貢献した。 (1)鼻粘膜上皮細胞の増殖した状態である鼻Inverted papilloma組織内の肥満細胞は、鼻アレルギー鼻粘膜上皮層に集積する肥満細胞に類似していることを超微細構造的に証明した。 (2)鼻Inverted papilloma腫瘍細胞はGM-CSF、IL-6、IL-8を産生していることを培養系の実験で証明した。 (3)鼻Inverted papilloma腫瘍内でのGM-CSFの分布は、粘膜型肥満細胞の分布に類似していることを免疫組織学的手法で証明した。 (4)抗GM-CSF抗体によって鼻Inverted papilloma培養上精中の好塩基性細胞/好酸球刺激活性が抑制されることを培養系の実験で証明した。 以上の結果は、鼻アレルギー鼻粘膜においてもGM-CSFが肥満細胞の分化、集積に関与していることを強く示唆するものであって、今後も継続した研究が重要である。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)