ポジトロン断層法を用いた他覚的視野マッピング法の開発
Project/Area Number |
06771487
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
川崎 勉 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (30204712)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | Positron Emission Tomography 陽電子断層法 / Vision 視覚 視覚連合領 / Visual field 視野 / Primary visual cortex 第一次視覚領 / Association visual cortex / Metabolism 代謝 / Imaging 画像 / Eye 眼 |
Research Abstract |
目的方法:我々はPETとMRIを用い、視覚刺激下の脳局所血流量の分析から鳥距領での網膜位置再現性を検討した。21-30歳の正常者(男4女1)を対象とした。鳥距溝と垂直に1.5mm間隔のMRIを撮影し精密に鳥距溝を同定した。次に、酸素15標識水静注法にて脳血流を測定した。この時の視覚刺激は、閉瞼安静のほか両眼刺激で視野の中心から0,3,6,9,12,18,24度の同心円と片眼及び両眼の全視野とした。局所刺激には眼前50cmの黒板型装置を、全視野刺激にはゴ-グル型刺激装置を用い、8ヘルツ赤色で刺激した。PETでの全測定には各被験者約2時間を要した。全脳血流量を50ml/100g 脳/分に標準化し、安静時血流を差し引き脳血流量の活性化を定量した。MRIでの位置に合わせPETデータから鳥距溝表面での活性化を求めた。これを平面展開し脳と視野の対応を検討した。 結果:1)鳥距溝は個体差が大きく必ずしも単一の溝をなさなかった。2)黄斑の投射は後頭極に近いがなかにはやや前方で鳥距溝深部にある例が有った。3)視野中心6度が鳥距領の約30%を、中心24度が90%以上を占めた。 結論:中心視野に対応する領域はヒトの鳥距領に拡大投射されており、従来の説の通り全体としては黄斑が尾側皮質に周辺視野が吻側皮質に対応する。しかし実際には個体差が大きく、鳥距領の中でも微妙な歪みをもって投射している。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)