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エンドセリン、自律・知覚神経系の成熟および発育段階涙腺に対する影響の解析

Research Project

Project/Area Number 06771527
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Ophthalmology
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

松本 康宏  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (00254342)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords涙腺 / 筋上皮細胞 / エンドセリン / エンドセリン受容体
Research Abstract

サル(Macaca fuscata)の涙腺を摘出し、凍結薄切し20μmの切片を作成した。これらに対して、抗エンドセリン抗体・抗エンドセリンA受容体抗体を用いて免疫組織化学を施行した。両抗体ともに、涙腺細胞を取り囲むように分布する星型細胞に免疫陽性反応が認められた。これらの細胞はその形態より筋上皮細胞であると思われた。さらにそれを確認するために、F-actinに特異的に結合するロ-ダミンを用いて染色し、F-actinの豊富に存在する筋上皮細胞が腺細胞を取り囲む籠状の形態を示すことを確認した。また、上述した免疫組織化学との二重染色を行い、免疫陽性細胞とF-actinの豊富な筋上皮細胞が同一であることを確認した。
エンドセリンは血管平滑筋の収縮物質として知られているが、平滑筋以外の組織や細胞にも広く分布していることがわかっている。また、エンドセリンはそれらの非筋細胞を収縮させる働きのあることも報告されている。さらにエンドセリンはそれらの組織や細胞に自己分泌あるいは傍分泌の様式で働いている。筋上皮細胞は、種々の外分泌腺において自身が収縮することによって腺細胞よりの分泌を促進していると考えられている。本研究結果より、サル涙腺においてエンドセリンは筋上皮細胞に存在することがわかった。さらに、エンドセリンは自己分泌・傍分泌の様式で筋上皮細胞に働き、その収縮を介して涙腺よりの涙液の分泌を促進している可能性が示唆された。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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