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下顎頭軟骨に対するモノクローナル抗体の作製と免疫組織化学的観察

Research Project

Project/Area Number 06771574
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Morphological basic dentistry
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

馬場 麻人  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (90251545)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Research Abstract

本年はBrdUを用い、軟骨組織の発育において検索を行った。BrdUはDNA合成期の細胞のDNAのthymidineの位置に積極的に取り込まれる。従って、in vivo,in vitroにおいてBrdU投与後、抗BrdU抗体を用いて免疫組織化学観察を行うことにより、組織内での細胞の増殖および位置変化の検索が可能である。
本研究では、成長期にある14日令のラットを用い、BrdUを投与後、一定時間後に下顎頭軟骨を摘出し、70%アルコール固定液で固定を行い、通法に従い、パラフィン切片を作製し、抗BrdU抗体を用い、免疫組織化学的に染色を行い、光顕的に観察を行った。
投与後3時間では、BrdUのラベルは、下顎頭の表層部に強く認められ、下顎頭軟骨の層区分では、骨軟骨プロゲニタ層にBrdUのラベルをもつ細胞が観察された。また一部では、軟骨芽眼細胞層の分化の初期段階の層にもBrdUの取り込みが観察された。
投与後3日後では、下顎頭最表層の線維層から軟骨芽細胞層にいたる領域でラベルは観察された。5日後以降では、BrdUのラベルは、軟骨細胞層、肥大軟骨細胞層を含む、軟骨全層で観察された。また、時間経過とともに、ラベルを持つ細胞は減少するとともに、反応も減弱した。
以上より、下顎頭軟骨では、骨軟骨プロゲニタ層の細胞分裂帯から細胞は分裂し、時間の経過とともに軟骨芽細胞、軟骨細胞、肥大軟骨細胞へと分化するものと、軟骨膜へと分化するものと、2通りが観察された。またラベルされた細胞の分化は同調せず、分化速度にもバラつきがあることがわかった。
今後、種々BrdUラベリング法を用い、さらに軟骨細胞の分化の過程を検索し、モノクローナル抗体作製に有効な抗原について検討する予定である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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