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プロスタグランジンによるマクロファージ系細胞の分化とオンコジーン発現機構の解明

Research Project

Project/Area Number 06771624
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Functional basic dentistry
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

川瀬 知之  新潟大学, 歯学部, 助教授 (90191999)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
KeywordsHL-60細胞 / プロスタグランジンE_1 / 分化 / 活性型ビタミンD_3
Research Abstract

材料としては、ヒト急性白血病由来前骨髄芽球様細胞株(HL-60)を用いてprostaglandinE_1(PGE_1)に分化促進作用があるかどうかについて確認した。未分化HL-60細胞をPGE_1(1μg/ml)で48時間処理した場合細胞増殖は抑制されたが、細胞自体は形態変化を起こしプラスチック面に協力に接着するようになった。また、核/細胞質比は低下し、クロロアセテートエステラーゼ活性が発現するようになった。一方、細胞機能については、ホルボールエステル(PMA)刺激に対するO_2-産生がこう進し、NBT還元活性の顕著な増加が確認された。以上のいわば頻用基準から判断して、PGE_1処理したHL-60細胞は明らかに顆粒球方向に分化していることが示唆された。
そこで、次に、この分化細胞のサイトカイン産生について特異的抗体を用いたドットブロット法にて検討した。その結果、IL-1α,IL-6,TNF-αの3種類のサイトカインの産生がこう進していることが明らかになった。しかし、NO産生は検出できなかった。また、一部の古典的文献に記載されている分化顆粒球におけるエネルギー代謝の変化については、LDH(乳酸脱水素酵素)活性と細胞内ATP量を測定することにより検討を加えた。LDH活性は上昇し、ATP量は低下していることから、やはり、解糖系が優位になっている可能性が示唆された。さらに特筆すべき発見は、活性型ビタミンD_3との同時処理により上記の多くのインデックスがさらに高い分化度を示したということである。残念ながら、この分化促進機構については現在検討中である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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