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MRIによる顎骨骨塩量の測定

Research Project

Project/Area Number 06771674
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

山田 美穂  長崎大学, 歯学部, 助手 (80200749)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
KeywordsMR / Bone marrow / Bone mineral / mandible / development
Research Abstract

本研究はMRIにて顎骨の骨塩量を測定することを目的とした。
MRIはその原理上骨組織よりも軟部組織の描出に優れているために、骨髄の組成(赤色髄と脂肪髄の分布状態)により画像が大きく変化する。従ってまず健常人における顎骨骨髄の加齢によるMRI画像の変化について調べ、QCTで求めた骨密度の変化と比較した。
対象としたのは、代謝性骨疾患や重篤な炎症などを有さない0才から25才までの男女45名である。これらの対象について、1.5-TのMRI装置を用いて、スピンエコー法で下顎骨のT1強調軸位像の撮像を行った。得られた画像より、下顎頭、下顎枝、下顎角、下顎骨体部の4箇所の骨髄の信号強度を肉眼的に4段階に分類し評価した。また同一の患者についてQCTを行い、骨密度を調べた。
結果は以下のようであった。まず0才児では、骨髄は全てMRI上ではlow-signal intensityを示し、これは全て赤色髄と考えられた。その後、黄色髄へのconversionが始まり、MRI画像では次第にhigh-signal intensityへと変化したが、これは下顎骨体、下顎角、下顎枝、下顎頭の順に起こった。25才ではほぼ黄色髄に変化しており、赤色髄は下顎頭に残るのみであった。以上の変化には特に有意な性差は見られなかった。また、QCTでは、下顎頭において加齢に伴う骨密度の増加が見られたが、他の部位では有意な骨密度の変化は見られなかった。MRI画像とCT画像の間には特に相関は見られなかった。
T1強調MRI画像では、骨密度を直接推定することは困難であった。従って、今後gradient echo法でのT2^*の測定など、他の方法によるMRI画像の骨量評価法について検討する予定である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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