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各種口腔スピロヘータの培養角化細胞に対する病原性についての研究

Research Project

Project/Area Number 06771705
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

杉山 栄一  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (20242208)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
KeywordsBMP / 細胞培養 / 歯根膜細胞 / 口腔角化細胞 / スピロヘータ / 剥離能
Research Abstract

本年度は口腔由来の角化細胞であるSCC9という株細胞を標的細胞として用いて実験を行った。この細胞は口腔上皮として種々の実験に用いられているものである。口腔由来のスピロヘータとしては、T.denticola,T.vincentii,T.pectinovorum,T.socranskiiの4菌種の超音波抽出した標品を用いた。
その結果、いずれの細菌抽出物でも、SCC9の剥離は起こさなかった。これらの結果は、T.denticolaが、ある種の細胞の剥離を起こすというこれまでの所見とは異なっていた。コントロールとして用いた、P.gingivalisの超音波抽出物は剥離能をもっていたので実験系そのものの問題とは考えにくい、現在一般的には、細胞剥離能は、そのタンパク分解酵素の働きによると考えられている。しかし、最近、ベ-ニ-らは、その作用は、数分の短時間で起こり、酵素の作用とは考えられないとしている。今回得られたデータもそれと一致した結果となった。具体的にそれがどのような作用によるのかは現在不明であるが、今後、その点を明らかにしてゆきたい。
また、歯周組織由来の細胞の培養を試みる間に、歯根膜由来の細胞の培養が可能になった。この細胞は歯周組織の再生のもととなる細胞と考えられている。この細胞に対するBMP(骨形成因子)の作用を調べたところ、BMPがこの細胞に対しては骨細胞への分化の方向には働かないことが明らかになった。今後、その詳しい、メカニズムを明らかにしてゆきたい。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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