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歯周炎患者の歯肉溝滲出液中のIL-1とIL-1raの動態に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06771785
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

石原 裕一  愛知学院大学, 歯学部, 助手 (50261011)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords歯肉溝滲出液 / インターロイキン-1 / インターロイキン-1ra
Research Abstract

[被験者および方法]1.1993〜1994年に、愛知学院大学附属病院歯周科に来科した歯周炎患者のうち特記すべき全身疾患がなく、上顎および下顎の左側犬歯より右側犬歯が残存しなおかつ修復処置を受けていない患者10名(男性6名、女性4名、年齢26〜65歳)を疾患者とし、同時に歯周炎を有しない健常者10名、合計20名を被験者として用いた。2.臨床所見に関してはプロービングデプス(PD)、アタッチメントレベル(AL)を通常の診査法に準じて計測した。ブリーディングオンプロービング(BOP)は全体の測定部位の中で出血のあった部位の割合を比率(%)で表した。初診時のプラークコントロールレコード(PCR)およびレントゲン写真による骨吸収率もあわせて調べた。3.歯肉溝滲出液(GCF)は上顎および下顎の左側犬歯より右側犬歯までの6歯の唇側近心部、中央部、遠心部にペリオペーパーを歯肉縁下約1mmのところに5秒間挿入、静止し吸湿採取した。その後通常の処理を行ないGCFサンプルとした。4.IL-1αおよびIL-1raの測定は市販のELISAキット(Quantikine Immunoassay R&D systems社製)を用いて測定し、片顎ごとの絶対量として表した。
[結果]疾患者群の年齢の平均は47.2歳に対し健常者群の年齢の平均は26.6歳であった。PDの平均は疾患者群において3.88mmであったのに対し健常者群では1.29mmであった。ALは4.52mmに対し1.29mmであった。BOPに関しても36.2%であったのに対し健常者群では出血はみられなかった。
ペリオトロンによるGCF量は疾患者群の平均5.9μlであったのに対し健常者群では平均0.9μlであり有意に高い値を示した。IL-1αおよびIL-1ra絶対量を両群で比較したところ、疾患者群の方が健常者群より有意に高い値を示した。さらにIL-1の活性度をIL-1α/IL-1raの比で表して比較しても疾患者群(47.6±21.3)のほうが健常者群(17.5±14.1)より有意に高い値を示した。
つぎに臨床症状とIL-1α量およびIL-1ra量の相関について調べたところPD、AL、BOP、とIL-1αに関しては相関は認められなかった。。同様にIL-1raに関しても相関は認められなかった。しかしながらIL-1αおよびIL-1raはPCRと相関する傾向が見られた。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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