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噛みしめ時に生ずる全身の筋電図活動の変化に関する解析

Research Project

Project/Area Number 06771803
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 補綴理工系歯学
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

宮原 隆雄  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (50251533)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsヒト / 表面筋電図 / 等尺性収縮 / 無作為 / 促通 / 非相反性 / 上肢 / 下肢
Research Abstract

これまで研究代表者らは、ヒトにおいて脊髄単シナプス反射であるヒラメ筋H反射の振幅を指標として口腔機能と全身の運動機能との相関に関して検索を行ってきた。その結果、噛みしめに伴ってヒラメ筋H反射は著しい促通を受けること、その促通量と噛みしめ強度との間には有意な正の相関が存在すること、この促通には、上位脳からの運動指令と口腔領域に生ずる感覚情報の両者が関与することが判明した。しかしながら、H反射は、誘発に際して神経幹を電気刺激しなければならず、誘発可能な部位がどうしても下肢等に限定されてしまう。さらに、電気刺激の使用は、H反射に対する臨床検査として応用することを困難にしている。そこで、研究代表者は、表面筋電図で同様の変調が観察されれば、臨床応用がより容易になり、様々な筋の検索が可能となる。本研究は年齢23〜32歳の成人男性6人を被験者とし、下肢のヒラメ筋、前脛骨筋、上肢の総指伸筋に関して検索を行った。被験者は、リクライニングシートに四肢を固定した状態で座り、被検筋を随意性最大筋力の10〜20%の強度で持続的に等尺性収縮を行うよう指示した。実験は1セッション2〜3分程度とし、3-9秒間隔で無作為に変化させながら随意性最大噛みしめを条件刺激として15〜20回程度加えた。一回の実験では10〜20セッションを行った。その結果、1)被検筋として選択した下肢のヒラメ筋、前脛骨筋、上肢の総指伸筋のいずれにおいても、随意性最大噛みしめ時にそれぞれの筋からの表面筋電図の積分波形は10〜14%の促通が認められた。2)その促通の開始時点は3つの筋のいずれにおいても右側咬筋筋電図の開始前約100msであった。これらの結果から、1)等尺性収縮をしている筋の筋電図には噛みしめに伴って変調が認められること、2)その変調は下肢においては非相反性であること、3)上肢においても下肢と同様の効果が認められることの3点が判明した。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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