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低カルシウム食および卵巣摘出によって誘発された骨粗鬆症における硬口蓋骨組織の動態

Research Project

Project/Area Number 06771816
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 補綴理工系歯学
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

原 哲也  岡山大学, 歯学部, 助手 (60238160)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords骨粗鬆症 / 骨形態計測 / 卵巣摘出 / 低Ca食摂取 / 硬口蓋骨組織 / ラット
Research Abstract

6週齢のウイスター系雌性ラット30匹を各群10匹ずつの卵巣摘出(OVX)群、低カルシウム(低Ca)食摂取群および対照群に分けた。OVX群は両側の卵巣を摘出し、他の2群に対しては偽手術を行った。低Ca群には低Ca食(Ca:0.02%)と蒸留水を、他の2群には通常食(Ca:1.15%)と蒸留水を与えた。観察期間は術後12および32週(18および38週齢)とし、屠殺の10日前にテトラサイクリン(体重100gあたり5.0mg)を、3日前にカルセイン(体重100gあたり0.8mg)を投与した。各観察期間毎に各実験群の5匹ずつを屠殺して硬口蓋骨組織を採取し、Villanuevaの骨染色を施した後、MMA樹脂に包埋し、頬舌的な厚さ50μmの未脱灰研磨標本を作製した。落射蛍光顕微鏡と二次元画像解析装置を用いて単位骨量、分画形成面率、分画吸収面率および石灰化速度などのパラメーターを求め、低Ca食およびOVXによって誘発された骨粗鬆症が硬口蓋骨組織の動態に与える影響について検討を加えた。
その結果、OVX群においては両観察期間とも、いずれのパラメーターについても対照群との間に差はみられなかった。低Ca食摂取群においては両観察期間を通じて、単位骨量は対照群およびOVX群に比べて減少し、分画形成面率、分画吸収面率および石灰化速度は対照群およびに比べて増加した。
以上の結果から、硬口蓋骨組織における骨粗鬆症状態の誘発にはOVXのみでは十分な効果は得られず、低Ca食の摂取を必要とした。また、本研究で得られた骨粗鬆症の硬口蓋骨組織は、骨吸収と骨添加の増加による高代謝回転型の変化を示すことが明らかになった。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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