粘弾性解析法と衝撃試験法を用いた軟質裏装材の効果的な裏装法の検討
Project/Area Number |
06771824
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
補綴理工系歯学
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
河野 文昭 徳島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (60195120)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 粘弾性解析 / 衝撃試験 / 軟質裏装材 / 裏装法 / 衝撃緩衝能 / 床下組織 / 応力分布 / 粘性要素 |
Research Abstract |
本研究では、軟質裏装材の裏装法がその機能に及ぼす影響を検討するために粘弾性解析法と衝撃試験法を用いた. 粘弾性解析のモデルは下顎第一大臼歯部相当部の無歯顎顎堤と義歯から構成され、義歯床には軟質裏装材を3種類の異なる方法(裏装法1.義歯床辺縁を軟質裏装材で被う方法、裏装法2.粘膜面は軟質裏装材で被うが義歯床辺縁は被わない方法、裏装法3.人工歯と義歯床の間に軟質裏装材をはさむ方法(サンドイッチ法))で裏装し,異なる2種類の軟質裏装材の裏装を想定し解析を行った。本解析では顎粘膜と軟質裏装材を粘弾性材料として取り扱った. その結果、義歯床下粘膜の応力分布は軟質裏装材の裏装法によって影響を受け、義歯床辺縁を全て被うよりむしろ辺縁を裏装しない方が粘膜及び支持組織内の応力分布が均等化する傾向を示した.また、クリープ変形が大きな軟質裏装材の場合,支持骨内の応力値が大きくなる傾向を示し,長期使用による大きな支持組織の骨吸収が懸念され,長期的な予後観察の必要性が示唆された. 一方、衝撃試験は、性状の異なる3種類の軟質裏装材、SuperSoft,Kurepeet-Dough,Mollop last-Bを用いて行い,粘弾性解析と同様の裏装法による試料を作製し衝撃加速度から衝撃緩衝能を比較した.その結果、どの裏装法でもレジン床に比べて,衝撃緩衝能は大きくなり,Kurepeet-Dough,SuperSoftでは,裏装法2の場合が効果的な裏装法であった.一方,Molloplast-Bは,裏装法の場合が最も効果的な裏装法であり,軟質裏装材の性状によって効果的な裏装法が代わることが示された.
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Report
(1 results)
Research Products
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