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粉末冶金を応用する新しい形式の二重冠

Research Project

Project/Area Number 06771839
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 補綴理工系歯学
Research InstitutionKyushu Dental College

Principal Investigator

世良 優裕  九州歯科大学, 歯学部, 助手 (40226684)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords粉末冶金法 / 二重冠 / 適合
Research Abstract

技工精度の向上を目的として,二重冠内冠の作製に粉末冶金法を応用することを試みるとともに,従来の二重冠の欠点を補う新しい形態の二重冠を試作した.この二重冠と歯科鋳造法により作製された全部鋳造冠および従来型二重冠との間での,支台模型と冠との適合度およびセメント合着により生じる冠の浮き上がりの大きさについて比較検討を行ったところ以下の結果を得た.
1.適合度について 粉末冶金法により作製された内冠の支台歯模型のマージン部における浮き上がり量は平均45(SD:11.3)μmで,臨床的にほとんど問題のない大きさであった.また歯科鋳造法により作製された全部鋳造冠および従来型二重冠の浮き上がり量はそれぞれ61(12.6)μm,46(10.1)μmで,三つの値の間には危険率1%で統計的有意差は認められなかった.内冠に対する外冠の浮き上がりは粉末冶金法40(9.9)μm,鋳造法42(9.1)μmで,二つの値の間には危険率1%で統計的有意差は認められなかった.二重冠内冠はその薄い形態から,歯科鋳造法による作製はかなり難しいが,粉末冶金的手法を用いることにより鋳造法と同等の精度の内冠をを比較的容易に作製することができると考えられる.
2.セメント合着により生じる冠の浮き上がりの大きさについて,マージン部におけるセメント合着による冠の浮き上がり量は,鋳造法で作製した全部鋳造冠,従来型二重冠がそれぞれ326(93.6)μm,24(4.3)μmで,粉末冶金法で作製した二重冠は28(6.0)μmであった.全部鋳造冠の値は荷種類の二重冠の値に比べて,危険率1%で有意に大きい値となったが,二種類の二重冠の値の間には危険率1%で統計的有意差は認められなかった.

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 世良優裕: "粉末冶金を応用する新しい形式の二重冠 第1報 適合性について" 第92回日本補綴歯科学会学術体会論文集. 36. 147-147 (1994)

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      1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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