Project/Area Number |
06771858
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
補綴理工系歯学
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
堀田 康弘 昭和大学, 歯学部, 助手 (00245804)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | チタン鋳造 / 適合性 / 鋳型材 / 加熱膨張 / 硬さ / カルシア |
Research Abstract |
チタン鋳造技術の進歩はめざましいものがあるが、既存の歯科鋳造用合金と比較すると、まだ改良すべき点がいくつかある。本研究ではチタンの歯科精密鋳造への適用を目指し、市販されている4種類のクラウン・ブリッジ用チタン鋳造用鋳型材(チタンモ-ルド、チタベストCB、セレベストCB、T-インベスト)とチタン溶湯に安定なカルシア(CaO)の分析および機械的性質、膨張性、反応性を調べることを目的とした。一般に、チタン鋳造用の鋳型材としては耐火骨材から大きくシリカ系、アルミナ系、マグネシア系に分けられ、さらに結合剤によりリン酸塩系と各種ゾルを利用したものに分類できる。本研究で使用した鋳型材はチタンモ-ルドとT-インベストがアルミナーリン酸塩系、チタベストCBがアルミナーゾル系、セレベストCBがマグネシア-ゾル系であった。硬化時間はリン酸塩系のものが数分、ゾル系のものは約45分程度であり、操作性に差があることが判明した。鋳型が硬化した後の圧縮強さはチタンモ-ルドが約35MPaと最も大きく、他は10MPa前後とそれほど強固ではないことが認められた。加熱時の各鋳型材の寸法変化量はチタベストCBが約2.2%と大きく、次いでカルシア、T-インベスト、セレベストCB、チタンモ-ルドの順であった。MODクラウンを各種鋳型材を用いてチタン鋳造を行った結果、カルシア、チタベストCB、セレベストCBは型離れが良く、鋳型成分とチタンがあまり反応しないことが認められた。また、それらの適合性を比較すると、カルシアから得られた鋳造体がギャップがなく、ほぼ窩洞形態を再現することができ、チタベストCBで鋳造すると原型よりも大きな鋳造体が得られることが判明した。以上のことから、市販チタン鋳造用鋳型材は個々に多くの相違点があり、精密鋳造という観点からはカルシアを鋳型材として適用するのが好ましいと考えられた。
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