Project/Area Number |
06771869
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
補綴理工系歯学
|
Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
宇佐美 真弓 日本歯科大学, 歯学部, 助手 (00257015)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 顔面表面温度 / 顔面表面血流 / 最大クレンチング / サーモグラフィー / 側頭筋 / 咬筋 |
Research Abstract |
最大クレンチング時の血流による顔面表面温度への影響を明らかにするため、20歳代の正常被験者10名に最大クレンチングを行わせ、側頭筋前部と咬筋中央部の表面温度と表面の血流を計測し、クレンチング前、中、後におけるそれらの変化を調べた。顔面表面温度は、現有の日本電気三栄社製サーモトレーサ6T67を用いて計測し、顔面表面の血流は、今回申請した日本光電社製レーザ血流計ALF21を用いて計測した。記録は、クレンチング前、クレンチング開始10,20、30秒後、クレンチング終了30秒後、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10分後に行った。 結果は、以下の通りである。 1.側頭筋前部、咬筋中央部の顔面表面温度は、最大クレンチング時の側頭筋と咬筋の活動によって上昇し、活動の停止により徐々に下降し、クレンチング前の温度に回復した。 2.側頭筋前部、咬筋中央部の顔面表面の血流は、最大クレンチング時の側頭筋と咬筋の活動によって上昇する傾向を示し、活動の停止により徐々に下降し、ほぼクレンチング前の血流に回復した。しかしながら、クレンチング中、特にクレンチング開始20秒後から30秒後にかけて血流が減少する被験者がみられた。また、血流が減少しても顔面表面温度は上昇していた。 これらのことから、最大クレンチング時の血流による顔面表面温度への影響は、ポジテブであるものの、筋活動による顔面表面温度への影響よりも少ないと考えられる。
|