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ヒト口腔腫瘍細胞の生物学的特性と転移能に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06771898
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

新田 康隆  東北大学, 歯学部・附属病院, 助手 (80250794)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords浸潤能 / 転移 / CD44 / GM-CSF
Research Abstract

1.マウス可移植性腫瘍細胞において、サイトカインの1つであるGM-CSFの産生細胞はリンパ節および肺への遠隔転移能を有することが報告されているが、そのメカニズムの解析を試みた。マウス可移植性腫瘍細胞:3LL細胞をリコンビナントGM-CSF存在下で24時間培養し、その細胞浸潤能を検索した。細胞外基質成分であるマトリゲルをコートしたインベイジョンチャンバー内でさらに24時間培養したところ、GM-CSF非存在下で24時間培養したコントロール群と比較して、チャンバー外に遊走した細胞数は有意に増加した。すなわち、GM-CSFは細胞自らの浸潤能を促進するファクターである可能性が示唆された。
2.CD44は、リンパ節および肺への転移能と深く関連のある接着分子であることが報告されているが、その抗体を用いて転移抑制実権を行った。マウス可移植性腫瘍細胞:Colon26は、肺転移能を有するCD44陽性細胞であるが、CD44のリガンドの1つであるヒアルロン酸と結合能を持つ。Colon26を接種後連日抗CD44抗体を投与した。2週間後、肺を摘出し、抗体非投与群と比較したが、肺転移抑制は認められなかった。
3.当病院を受診した口腔癌患者の組織を一部採取し、免疫組織学的にCD44の発現を検索した。採取された7症例の内、2症例は強陽性、2症例は弱陽性、3症例は陰性であった。患者は初診から最高10カ月しか経過しておらず、現在経過観察中および入院加療中であり、全例再発や転移は認められていない。今後、患者の予後とCD44の発現を追跡していく予定である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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