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顎関節における骨軟骨の退行性変化に対する骨形成因子(BMP)の応用

Research Project

Project/Area Number 06771910
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

藤村 和磨  京都大学, 保健診療所, 助手 (30252399)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords骨形成因子 / 退行性変化 / 顎関節
Research Abstract

今回,平成6年度科学研究費補助金を受け,BMPの局所投与により顎関節における骨軟骨欠損の修復ができるか否かを動物実験にて確認した.
まず,骨形成因子をウシ長管骨から抽出,精製した.また,実際の臨床で発症する顎関節頭の骨軟骨の退行性変化の実験モデルとして,日本白色種家兎を用い,顎関節頭に機械的な骨軟骨欠損を作成した.この骨軟骨欠損部に,担体としてのアテロペプチドタイプIコラーゲンと精製したBMPとを混合し,凍結乾燥後,実験モデルの骨軟骨欠損部に移植した.
結果:
BMPを投与しなかった対象群では,24週後でも骨軟骨の再生は殆どみられなかった.一方,BMP投与群では,骨軟骨欠損部で骨芽細胞と軟骨芽細胞の旺盛な増殖を示し,結果として,約3週で骨軟骨の修復がみられた.しかし,これまでのわれわれの研究では,BMPは骨以外の間葉系組織に異所性の骨形成誘導を示すが,数ヵ月で吸収され,消失してしまうことが分かっている.そのため,今回の生物検定で得られた骨形成は,関節頭の骨内であるため条件的には良いが,吸収が起こる可能性も否めない.そのため,この形成された骨および軟骨が,長期の時間的経過によって,吸収が起こるかどうかを確認するために,新に8羽のウサギを用いて,現在長期観察(48週以上)を継続中である.

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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