Project/Area Number |
06772092
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Chemical pharmacy
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
藤岡 稔大 福岡大学, 薬学部, 助手 (80165357)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | Syzygium claviflorum / Myrtaceae / tannin |
Research Abstract |
台湾産のフトモモ科植物Syzygium claviflorumの葉部のメタノールエキスをヘキサン、クロロホルム、ブタノール、水の各フラクションに分画し、それらの中、細胞毒性を有することが判明した水フラクションを各種クロマトグラフィーにて精製し、6種の化合物を単離した。それらの化合物の構造については、主に核磁気共鳴装置や質量分析装置のスペクトルによる検討を行い、1種のフラボノール(kaempferol)と5種のタンニンの構造と同定した。いづれも既知化合物であったが、5種のタンニンについては現在細胞毒性試験並びに抗HIV活性試験を米国に依頼しており、結果待ちの状態である。 さらに同植物の幹部のメタノールエキスより、葉部から得られた化合物以外に、gallic acid,ellagic acid及びgallic acidの誘導体,合計3種の既知化合物を得た。それらの中、gallic acidの誘導体については、葉部から得られた5種のタンニンと共に細胞毒性試験並びに抗HIV活性試験を行っているところである。 本研究によって得られた化合物はタンニン及び関連化合物であり、他のタンニン類と同様強い抗腫瘍活性及びHIV活性を有することが期待される。今回の活性試験の結果と既に報告されているタンニン類の活性試験の結果を併せて構造活性相関に関する検討を行う予定である。
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