N‐アセケルグルコサミニル転移酵素に対する阻害剤に関する研究
Project/Area Number |
06772093
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Chemical pharmacy
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
梶本 哲也 理化学研究所, フロンティア研究システム, 研究員 (80185777)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | N‐アセチルグルコサミン / N‐アセチルグルコサミン転移酵素 / マンノース / 遷移状態モデル |
Research Abstract |
N‐アセチルグルコサミン転移酵素Vに対する阻害剤としてマンノースの6位にN‐アセチルグルコサミン類似体の結合した遷移状態モデルが有効であると考え、合成を試みた。α-メチルマンノシドの6位水酸基をトリチル基で保護した後、他の水酸基をベンジル基で保護した。アンバーライト樹脂でトリチル基を脱保護した後、Swern酸化でアルデヒド基に変換し、ビニルマグネシウムブロミドと縮合させ、更にオゾン分解とそれに続くNABH4還元により7炭糖へと誘導した。新たにできた7位水酸基をメシル化し、ビベリジンメタノールとカップリングさせ、二糖類似体を得ることに成功した。最後に、ピペラジンメタノール由来の一級水酸基をアセトアミド基に変換して、目的とするマンノース-N‐アセチルグルコサミン複合体の合成に成功した。接触還元により水酸基の保護基は容易に除去できる。 また、従来、酵素に合成していたN‐アセチルグルコサミン誘導体についても、アラビノースを出発原料とし、Wittig反応による増炭とSharpless酸化による立体選択的エポキシ化を鍵ステップとして効率良く得るルートを見いだした。現在、マンノースの7炭糖誘導体とN‐アセチルグルコサミン誘導体との縮合を検討中であり、近日中に目的化合物が得られる予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)