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エンドトキシンの肝細胞に及ぼす毒性の作用機構に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06772180
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Biological pharmacy
Research Institution国立予防衛生研究所

Principal Investigator

深澤 厚子  国立予防衛生研究所, 安全性研究部, 研究員 (70165728)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsエンドトキシン / 腫瘍壊死因子(TNF) / マンガナーゼスーパーオキシドジスムターゼ(mnSOD) / 肝細胞 / アポトーシス / リン酸化タンパク質 / プラスミノーゲンアクチベータ-インヒビター2(PAI-2)
Research Abstract

エンドトキシンの動物細胞に及ぼす障害機構を検討するため、生体全体の複雑な間接的影響を除外した系、即ち培養肝細胞を用いた。エンドトキシンは直接培養肝細胞に障害性を示さなかった。エンドトキシン刺激したマクロファージ細胞の培養上清は培養肝細胞に対して細胞障害の指標となるLDHの放出を誘導した。サイトカインの一つであるTNFも同様に肝細胞に障害性を示した。そこで細胞内におけるサイトカインの障害機構を検討するため、障害の要因の一つである活性酸素を調節するタンパク質mnSODと他の要因プロテアーゼの阻害因子PAI-2の発現変化に着目し、何種かのサイトカインの細胞に及ぼすこれらの合成発現を検討した。mnSODはTNF処理後12時間後には20倍に上昇した。IL-1及びIL6処理では変化がなかったが、IFN-γで約2倍増加した。PAI-2はTNF処理で10倍増加し、IL-1,IL-6及びIFN-γでも約2倍増加した。TNF処理により誘導されるPAI-2の発現はデキサメサゾンの存在下で抑制されたが、mnSODには影響がなかった。デキサメサゾンはTNFによる細胞障害性を抑制するが、これは一部はプロテアーゼの抑制によるものであると考えられた。(現在投稿準備中)
TNF処理後の肝細胞より核を分離して、in vitroでリン酸化すると、分子量21kと34kのタンパク質が顕著にリン酸化の亢進を受けることが認められた(現在投稿中)。これは処理後十数時間後に認められ、また抗FAS抗体処理しても同様な結果が得られ、アポトーシスとの関連性が示唆された。これらのタンパク質と酵素は細胞核から低濃度の塩処理では抽出されず、高濃度の塩で抽出されたことから、核DNAとの結合が示唆された。これらのリン酸化タンパク質の同定を試み、細胞障害及び細胞死の機構をさらに検討している。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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